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火星操舵

Steering Mars

ボカロ曲レビュー1:宮沢もよよ / "ハローストロボ(MoyoyoMiyazawa Remix)"

宮沢もよよ / "ハローストロボ(MoyoyoMiyazawa Remix)"

www.nicovideo.jp

17歳の二人のセンスが混ざり合う

原曲 「ハローストロボ」 の作者は椎名もた(ぽわぽわP)氏。真っ直ぐ胸を打つ言葉と浮遊感溢れるサウンドで人気を博していた。また、デビュー当時は若干15歳であり、若さという点においても注目された作曲者の一人だった。

そんな彼が生み出した「ハローストロボ」。

“誰かが生きてる一秒ずつ / 言葉にできたならば / 僕らは生きてく気がするのさ / 言葉をばらまくように”

当時17歳にして、この達観した歌詞である。しかしどこか直情的な若さも感じられ、そこにグッと惹きつけられる。リズミカルに音を刻み、体が自然と揺れるようなポップな作品となっている。

 

そしてこの「ハローストロボ」をリミックスしたのが、同じく当時17歳の宮沢もよよ氏だ。彼女はエレクトロニカを基盤としつつも他ジャンルを融合させたような、捉えどころのない刺激的な変化を作り出す。

このリミックスにおいても、彼女のセンスは如何なく発揮されている。

始まりは原曲よりも落着きがあり軽やか、そこからサビで一気に盛り上がる。そして2:00のブレイク後、抑えていた衝動を吐き出すかのように音が溢れ出し、ここ一番の盛り上がりを見せる。静と動を激しく往来し、曲の終わる最後の一瞬まで飽きを感じさせない。

若く鋭敏な個性と個性が混ざり合った、見事なリミックスだ。


■原曲

【初音ミク】ハローストロボ【オリジナル】 by 椎名もた VOCALOID/動画 - ニコニコ動画


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■music:ぽわぽわP(原曲)
■lyrics:ぽわぽわP(原曲)
■remix: 宮沢もよよ
■illust:ちほ
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このレビューは、かつて所属していた楽曲レビューサイト「DAIM」に寄稿したものを再編集したものです。